寺倉京古による個展『雲のまにまに / Where the Clouds May Lead』を東京・ホワイトストーンギャラリー銀座新館にて2025年5月30日から開催

磁土による技法と陶土による手びねりや磁土によるキャスティングなど陶芸の素材と技法を用いて、子どもをモチーフとした立体を特色とする寺倉京古の個展『雲のまにまに / Where the Clouds May Lead』が東京・ホワイトストーンギャラリー銀座新館にて2025年5月30日(金)から6月21日(土)まで開催。
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『雲のまにまに / Where the Clouds May Lead』概要

”雲は風に流されて動く。雲を動かす風には、地球が回ることで生まれる大きな流れと地上付近で生まれる不規則な流れがある。雲の流れは、私たちの人生の必然と偶然の成り行きとも捉えられる。
雲は無数の小さな水と氷の粒が浮かぶものであり、水がこの地球の中で循環するひとつの状態である。すべての生命もまた同様に常に移り変わり、生まれては死ぬ運命のなかで、私たちの命も歴史の大きな流れの一部としてこの世界を巡っていく。
たゆたう雲の上から私たちの運命と偶然の成り行きを見守り、私たちの心にそっと寄り添う存在として、現実とは離れた、夢の中の様な神仏の領域ともいえる様な場所に住まう意識の深層にある「こども」たちの姿を表現した。”
寺倉京古がたゆたう雲に託す人生の予測不可能な行程、子どもの無垢さが湛える不可侵な神々しさが具現化された世界をご堪能ください。
『雲のまにまに / Where the Clouds May Lead』作品紹介
彩雲より見守る

寺倉京古《彩雲より見守る》2025, 58.0 x 32.0 x 47.0cm, 陶土
深い眠り
寺倉京古《深い眠り》2025, 28.0 x 22.0 x 21.5cm, 陶土
寄り添う

寺倉京古《寄り添う》2025, 27.0 × 19.0 × 49.0 cm, 陶土
寺倉京古(てらくら・みやこ)プロフィール

1994年岐阜県生まれ。2017年東京藝術大学卒業。2020年同大学院修士課程工芸専攻(陶芸)修了。2018年ポーランドのヴロツワフ美術大学にErasmus+奨学生として留学。
陶土による手捻りや磁土によるキャスティング技法など陶芸の素材と造形法を用いて、「子ども」をモチーフとした立体作品を制作。子どもという存在は、無垢の象徴であり誰しものかつての姿であるからこそ、混沌とした現代を生きる私たちの心に寄り添い、願いを託すことができる存在ではないだろうか。
焼き物は、柔らかな土から焼成によって私たちの命よりも長く残る強固な物質へと変化する。そんな焼き物を素材として、心の中の「こども」の姿を探究しつづけることで、この先の未来への願いを託し我々の想いをのせる器として永く残る作品となることを目指している。
開催概要
展覧会名 | 寺倉京古展『雲のまにまに / Where the Clouds May Lead』 |
会期 | 2025年5月30日(金)〜6月21日(土) |
時間 | 11:00〜19:00 |
休館日 | 日曜・月曜 |
会場 | ホワイトストーンギャラリー銀座新館 |
住所 | 東京都中央区銀座6-4-16 |
MAP | |
公式サイト | https://www.whitestone-gallery.com/ja |
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※画像とテキストは、情報提供を受けてプレスリリースから引用
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