角谷紀章&遠藤仁美二人展『Imprinting』が 東京・ホワイトストーンギャラリー銀座新館にて2025年7月19日(土)まで開催
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梅雨と盛夏の狭間のひととき、才能溢れるアーティスト角谷紀章と遠藤仁美による多様なリアルを堪能できる角谷紀章&遠藤仁美二人展『Imprinting』が東京・ホワイトストーンギャラリー銀座新館にて2025年6月27日(金)から7月19日(土)まで開催します。
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角谷紀章&遠藤仁美二人展『Imprinting』概要

1993年生まれの角谷と1990年生まれの遠藤。日本の現代アートシーンで鮮烈な存在感を放つふたりは、ともに昨年のホワイトストーン銀座における展示で絶賛を博し(月刊『アートコレクターズ/完売作家2025』掲載)、今展が初の顔合わせとなる。
角谷はスマートフォンが捉えた日常の断片を題材とし、そこにあえて不明瞭なフィルターをかけることで観る者の想像力を掻き立て、現実がはらむ深淵を浮き彫りにしてきた。従来の「カーテン」「摺りガラス」シリーズに、今年度は新シリーズ「Fog(霧)」が加わった。何気なく視覚が捉えた光景に、我々はつい都合の良い解釈を与えがちではないのか-人間の想念が介入する以前の、あるがままの実在を照らし出す。
遠藤は夢でみた風景を掘り起こし、現実と非現実の交錯を、ニュアンスに満ちた色彩と精緻なアウトラインで描く。既視感を抱かせつつも、観る者を異空間へといざなうその画風は、風景画をベースとしながらも、光や想念が様々な知覚レヴェルでせめぎ合う。最近の作品では、さらにノイズ的要素と動性を増し、複数の時空が林立するさまが見え隠れする。
ふたりが切りこむのは、現実把握の不確実性と、その茫洋たる深みである。それはまた、無意識が人間の経験にもたらす、予定外の容量の豊かさも示唆する。「刻印」や「痕跡」を意味する“imprint”。視覚や記憶が捉えた面影や印象が、たとえ残滓であれ我々に日々刻まれるのならば、人生とはそれらの集積である。タイトルを現在進行形の“Imprinting”としたのは、我々を通過する現実の数々は、命がつづく限り経験に採りこまれていくからだ。彼らの絵画もまた、様々な視線を吸収しながら、その「リアル」の幅を拡げていくに違いない。
梅雨と盛夏の狭間のひととき、才能溢れるアーティストふたりによる多様なリアルを是非ご堪能ください。
作家プロフィール
角谷紀章(かくたに・きしょう)

「他者に想像させるツール」として自らの作品を位置づける。「Frosted Window」シリーズにおけるすりガラス、「Curtain」シリーズにおけるカーテンを模した描写は、作品と他者の視点が交錯する場の「ノイズ」として機能する。その違和感は逆に観る者の想像力を刺激し、心の風景を蘇らせ、固有の「リアル」を形成してゆく。スナップ写真特有のボケやブレ、水分を多用したメディウム遣いで曖昧さを纏う風景は、観る者の日常を静かに掬いとる一方で、現在進行形の日本を根底で示唆する。
1993年神戸市生まれ。2022年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻日本画研究領域修了(博士号美術)。
作家紹介はこちらから:https://x.gd/IKgod
遠藤仁美(えんどう・ひとみ)
1990年生まれ。2019年東京造形大学美術学科絵画専攻領域卒業。同年、『第33回日洋展』にて損保ジャパン日本興亜美術財団賞を、2020年『第16回世界絵画大賞展』にて東京スライダ賞を受賞。2021年『FACE展2021』入選。
2022年には月刊美術第10回美術新人賞『デビュー2022』にて満場一致のグランプリに選出され、グランプリ個展『今日も馬は夢を見る』が東京で開催される。『Idemitsu Art Award 2022』、『FACE展2023』でもたて続けに入選を果たし、今もっとも期待されているアーティストのひとり。風景画に仮託しつつも自己の心の奥深くが柔らかく照射された画風は、幻想的かつ新鮮な存在感。
繊細な色彩感覚で刻まれるレイヤー構造は、独自のゆらぎと光彩、律動で観る者を異空間へといざなう。平面のみならず立体制作にも意欲的に取り組み、常に新境地を更新しつづけている。
作家紹介はこちらから:https://x.gd/iLPiQ
角谷紀章&遠藤仁美二人展『Imprinting』開催概要
展覧会名 | 角谷紀章&遠藤仁美二人展『Imprinting』 |
会期 | 2025年6月27日(金)〜7月19日(土) |
時間 | 11:00〜19:00 |
休館日 | 日曜・月曜 |
会場 | ホワイトストーンギャラリー銀座新館 |
住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目4−16 |
MAP | |
展覧会サイト | https://x.gd/LJYGrW |
SNS一覧 |
※画像とテキストは、情報提供を受けてプレスリリースから引用
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